2017-01-01から1年間の記事一覧
ドイツ第四の都市,ケルンで過ごすクリスマスの夜。 本場ドイツのクリスマスマーケットを堪能するぞ!と意気込んでいたのに,いざ着いてみればどこもかしこも見事に閉鎖されていた。クリスマス只中の 24・25 日は,完全にお休み!とのこと。再開は 27 日から…
荷詰めを終えて,日本へ郵送する。すっかり終えた気になっていたのだが,箱の中に何が入っているのかを書き出さなければいけないと,守衛の男性に指摘され,慌てた。 それはそうとこの男性,ものすごく陽気なのだ。口を開けば冗談ばかりだし,建物中に響き渡…
お世話になっている ArCS 北極域研究推進プロジェクトの公式ブログに,僕の書いた活動報告が掲載された。 8 月に書いたものなので、いろいろと違和感がある。まぁでも帰国前に掲載されて良かったということにしよう。 スピッツベルゲン島での野外調査 - ArCS…
荷造りと郵送,アパートの部屋の引き渡し,帰国の手続きと住民票の解除,銀行口座の閉鎖,etc, etc.. 住処を変えるというのはいつだってたいへんだ。 とはいえ,思いの外,スムーズに進んだと思う。 特に驚いたのが,住民票のシステムだ。 窓口に行ってその…
昨日(火曜日)の当ブログのアクセス数が,110 を記録していた。 火曜日に更新した記事「Happy Merry Christmas!!」を読んでいただけたということだろうか。1 日のアクセスが 100 を記録することなんてことはこれまでにほとんどなかったので,ちょっとびっく…
荷詰めをしながら,今年採り集めた標本と戯れる真夜中 24 時。 3月に訪ねたハーグ市(Den Haag)の採集地を,改めて Google Map で見てみると... Scheveningen ? え,スケベニンゲン? 何やら面白い名前の場所に,僕はいたらしい。びっくりして,お陰で目が…
お隣さんから,クリスマスカードが届いた。宛名に Yuuta (?) と書かれている。 なんと素晴らしい。素敵すぎる。 思えばここに越してきたその日にも,すでに手紙が投げ入れられていた。入居祝いと称して,常日頃からお隣で開かれているパーティに混ぜてもらっ…
オランダ・フローニンゲンはとにかく雨が多い。 9月・10月頃まではそうでもなかったような気がするが,ここ2ヶ月くらいはほぼ毎日とも思えるほど雨が降っている。 とは言っても,日本の梅雨のような本降りではない,霧雨のようなサラサラとした冷たい雨だ。 …
オランダ西部の都市・ライデンにいる,知り合いの研究者を訪ね,ついでに研究発表もさせていただいた。 博士課程の学生や貝類学の専門家も多く聞きに来てくださり,非常に盛況のまま終えることができた。 実に有意義な時間を過ごせたと思う。 惜しむらくは,…
ここフローニンゲンに,初雪が降った。 すぐ止んでしまったが。 ただひたすらにスキーが恋しい,禁断症状が出る季節である。 見聞読考録 2107/12/08
いつも良くしてくれている考古学者の P 教授と,スケートをしてきた。 1週間前のリベンジ。仕事終わりに1時間だけだったが。 なんでも月曜と木曜の夜,それぞれ1時間は,大学関係者のみが使える貸し切りの時間ということになっているらしい。 なんという…
近くのラボの教授さんにスケートに誘われた。場所は,フローニンゲン郊外の大型スケートリンク「Kardinge」,家からおよそ 5~6 km。道を知っていれば,自転車で20分くらいで着ける距離だ。 だが,辿り着けなかった。ネットも通じないので,なんとなくの方角…
11月24日の記事「暴発」の続き。 どうでもいいことだが,透明のジップロックに入った「なんかやばそう」な白い粉が例えマリファナだったとしても,ここオランダでは合法だった。なので,何も恐れることはない。すっかり忘れていた。 残念ながら(?),ここ…
朝,卵焼きを作ろうと塩を振りかけると,プラスチック製の蓋が割れて,大粒の塩がバサッと暴発した。もったいないので,無理やり食べてしまったが,止めておいた方が良かったかもしれない。水道水を浴びるほど飲んで,出勤した。 とんでもない量の塩がキッチ…
千葉さんすごい!! おめでとうございます!! 毎日出版文化賞の人々/千葉聡さん https://mainichi.jp/articles/20171107/dde/018/040/009000c 僕の周りの人は皆,口を揃えて,大傑作だというので,皆さんも是非。 ちなみに僕はまだ読んでいません,これを…
しごとできなすぎだろ,あいてすんのもしんどいわ! できないことをこんきょもなくできるっていったらだーめっ! なんかいやったらきがすむの! なんでいつもそんなにじしんまんまんなの!? そのじしんはどっからくるの!? かいけいのしごとはあんたにたの…
悪くない。我ながら,良い文章だ。 この投稿を,いつか恥じる日が来るだろうか。 来るといいな。 見聞読考録 2017/10/06
11 月になったというのに,フローニンゲンはいっこうに寒くならない。 札幌はとうに雪がちらついているそうなのに,ここの穏やかさはなんだ。 なんとヒトにとって住みやすい土地だろうか,若干退屈ですらある。 昨夜になってようやく,「お,ちょっと寒い」…
分子実験のために訪れていたドイツのズュルト島を後にし,本拠地フローニンゲンに戻ってきた。怒涛の一週間だった。 実験の内容は今夏にスピッツベルゲン島で採集したホンケワタガモの糞中の DNA を抽出するというシンプルなものだったが,糞中から DNA を抽…
今日 10 月 29 日,テレビ朝日「世界がザワついたマル秘映像・ビートたけしの知らないニュース」という番組に,殻振りカタツムリの研究が紹介されました。実験にかまけて,すっかり忘れていました。 論文が公表されてから約一年,未だに取り上げてもらえるの…
分子実験のために,ドイツのズュルト島にあるアルフレッドウェゲナー極地海洋研究所(AWI, Alfred Wegener Institute)を訪ねています。 そんなタイミングの 10 月 25 日に,ドイツのテレビ番組に自分の殻振りカタツムリの研究が紹介されました。クイズ番組…
今,ふと家の窓から外を見やると,知らない小太りなお姉さんとバッタリ目があった。 と,同時にお互い片手を上げて,ニコッと挨拶。 単純なことだが,そんなところって世界中探してもほとんどない。 オランダでは当たり前。日本でも...そうだと良いけど。特…
久しぶりの投稿になってしまった。 安心してください,生きてますよ(←個人的には最新ネタです)。 「来年度からの居場所がない」というのはここのところ毎年のように頭を抱える問題なのだが,まさか二つの選択肢からどちらか一方を選ばなければいけないとい…
ヨーロッパでは,公共の場にピアノが置かれていることが多い。 勝手に弾いて良いことになっており,大抵は誰かが椅子に座って音楽を奏で,自分の世界に浸っている。 長らく拠点にしているフローニンゲンの中央駅にもある。 アムステルダム中央駅にもあった。…
「すごい進化 - 一見すると不合理の謎を解く」 鈴木紀之(著) ご本人にわざわざオランダまで送っていただいた(!)ノリさんこと鈴木紀之博士の一冊。 先日,ポーランドに向かう飛行機の中で読み終えました。 書評は後日,また改めて書くとして。ひと言。 …
いつも良くしてもらっている北大の吉澤和徳准教授と彼の研究チームのメンバーが,2017 年のイグノーベル賞を受賞! すごい!おめでとうございます! まさかこんな身近なところから受賞者が出ようとは,嬉しい限り。 見聞読考録 2017/09/15
鉄道と飛行機とバスを乗り継いで,ポーランドの山奥,ザコパネに到着。 しかし,安宿 Hostel 1902 が見当たらない。 観光案内所に行って聞いてみた。 おっと,説明するのがめんどくさいらしい,とてもぶっきらぼうだ。 しかもわかりづらい。 まぁなんとなく…
周りの人たちが続々と本を出版している。 いよいよ凄まじい冊数になってきた。 ナニゴトかっ! であえ!であえーっ! ちなみに僕はまだ一冊も読んでいない。 遥か遠方のオランダの地より,指を咥えてヨダレを垂らしているだけである。 唯一,鈴木紀之博士は…
自らの発言,あるいは行動に対する他人の反応がどうしても気になってしまう。 僕だけではないはずだ。 オランダの人たちだって,気にしていないわけはないだろう。 だが,時にまったく気にしていないように見えるときがある。 では,どうして僕は他人の反応…
科学研究における不正を防ぐためのプログラムを受けた。 研究活動に関する不正防止研修(2017 改訂版・日本語)という DVD を見て,内容を理解し,テストに回答するというものだった。海外に出張中の身の上なので,DVD という処置が取られたのかもしれない。…