見聞読考録

進化生態学を志す研究者のブログ。

冬の足音...?

11 月になったというのに,フローニンゲンはいっこうに寒くならない。
札幌はとうに雪がちらついているそうなのに,ここの穏やかさはなんだ。
なんとヒトにとって住みやすい土地だろうか,若干退屈ですらある。


昨夜になってようやく,「お,ちょっと寒い」と思った。
細い雨が注ぎ,思い出したような風の吹く,夜 7 時のことだ。
かっぱも着ずにかっとばした,自転車での帰り道だった。
そりゃ寒いのも当たり前か。


PC を片手に居座るフローニンゲン大学の図書館のスタバで早すぎるクリスマスソングを聞きながら,過ぎ行く時の流れと巡らない季節のちぐはぐさに思いを寄せた。


これで本当に,フローニンゲンに冬は来るのか。


見聞読考録 2017/11/04