見聞読考録

進化生態学を志す研究者のブログ。

でたーっ!

鉄道と飛行機とバスを乗り継いで,ポーランドの山奥,ザコパネに到着。
しかし,安宿 Hostel 1902 が見当たらない。


観光案内所に行って聞いてみた。
おっと,説明するのがめんどくさいらしい,とてもぶっきらぼうだ。
しかもわかりづらい。


まぁなんとなくの方角はわかったので,地図をもらって歩いてみる。
近くまではなんとか迷わずに行けた。
しかし,そこからがわからない。


馬車の御者さんに聞いてみた。
おっと,英語が話せない。3 人もいたのに全滅だ。
ドイツ語は,って聞かれた。いや,無理っす。


しばらく歩いてみたものの,いっこうにわからず。
地図上のポイントにはいるはずなのだが。


仕方がないので,それっぽい建物を全部当ることに。
形振り構わず,インターホンを押してみる。


おじいさんが出てきた。
おっと,怒っているようだ。
あっちだ,って言われても,僕はまさにあっちから来たんですが。


また別の建物に入ってみる,綺麗なお姉さんが出てきた。
おっと,話し始めるや否やわからないと言われた,ろくに地図も見てないくせに。
無理やり住所を確認させると,そっちだ,という。
はい,僕はそっちから来たのです。


観光案内所をもう 1 件見つけた,改めて聞いてみる。
おっと!説明するのがめんどくさそうだ!
おばさんおばさん!眉間にしわが寄ってるよ,怖いよ!
あなたそれが仕事じゃないの?!
ぜんぜんわからないまま,観光案内所を後にした。
これがデフォとは恐るべきかな,ポーランド


繰り返すこと数回,彷徨うこと 1 時間,最後に土木工事のおじさんに出会った。
話しかけると誰かに電話をしてくれた,きっと関係者を呼んでくれているに違いない。


最初のおじいさんがやってきた!


やはり怒っているようだ!


しかしついに根負けしたおじいさんが,ホステルまで案内してくれた。


ああっと!


でたーっ!


マンションの 1 室タイプ!


建物のくぼみのインターホンの横,1 cm x 6 cm くらいの札に,"Hostel" って書かれているだけって!


しかも,ホステルの名前すらも書かれてない!


どこにも!


まったく!


わかるわけないやん,なんなのこれすごい!
客入れる気あるの?!


チューリッヒの Hard Hostel に続く,Hostel 難であった。
内装は悪くないので,その点は助かった。


あ,隠れ家的なノリなのかなぁ。。
もしかして...?


追記:
シャワーからお湯が出ない!
水浴びだーっ!でた―っ!


見聞読考録 2017/09/06