見聞読考録

進化生態学を志す研究者のブログ。

2020-01-01から1年間の記事一覧

不法投棄(怒)

富士川の中下流域 凝集剤、生態系破壊か 山梨で業者が不法投棄 静岡のサクラエビ不漁と山梨のダムの関係は 川の濁りを両県調査 この事件は,端的に言って凄まじい。歴史に残るかの四大公害を彷彿とさせる酷さだ。 この令和の世になってこのような不正がなさ…

積雪

昨日,京都の街に雪が積もった。雪は美しい。 テンションが上がって,赤子に雪玉を押し付けたら,泣かれた。 見聞読考録 2020/12/18

オウム返しのお年頃

親:パン! 子(1 歳 4 ヶ月):パン! (完璧!) 親:ねんね! 子:ねんね!(完璧!) 親:ばいばい! 子:ばいばい!(完璧!) 親:だいこん! 子:だいこん!(だいこんw) 親:おはよう! 子:あーよ! 親:ありがと! 子:あーと! 親:あけて! 子…

凶報

昨晩,たいへんショッキングな知らせを受けた。 動揺を隠せない。我がことのように辛い。 武運を祈るばかり。 見聞読考録 2020/12/15

師走突入

え,もう 12 月...(焦) ヒトが定めた区切りにこれほど苦しむのは,納得いかない。 が,実際に苦しいのだからしょうがない。 イベントが増えることを予定に組み込んでおくべきだった。 と,毎年思っている気がする。アホだ。 見聞読考録 2020/12/01

Accepted!!

論文が通る瞬間は,何度経験しても嬉しいものだ。 良かった,良かった。本当に良かった。 次も,その次も,その次の次も控えているので,気が休まる暇はないのだが。。 見聞読考録 2020/11/19

クレジットカードの不正利用

ナイキのオンラインショップで,24万円分の買い物をした,ことになっていた。もちろんそんな覚えはない。 瞬時にクレジットカード会社のセキュリティに引っかかり,不正利用の可能性があるとの連絡を受けた。まさにその通り。危ないところだった,助かった。…

『うさぎをつくろう』

生まれ落ちて 1 年と 3 ヶ月ほど,日数にして 450 日程度の息子がいるので,次から次へと絵本を買い込んでいる。息子はとても絵本が好きなようで,生後 4~5 ヶ月頃には絵本を読む声にじっと耳を傾けていたし,10 ヶ月頃には自分で丁寧にページをめくっていた…

米大統領選挙

現在開票中の米大統領選挙。予想外にも手に汗握る展開を見せている。トランプ氏がこれほどの票を得るとは,驚きを隠せない。 聞くに耐えない暴言を繰り返すトランプ氏のどこが良いのか,僕にはさっぱりわからない。何よりこの全球的な環境危機の時代に,環境…

自然保護協会による日本学術会議会員の任命拒否に対する抗議声明

自然保護の観点から日本学術会議会員の任命拒否に抗議する声明 - 2020年10月13日 www.nacsj.or.jp アカデミアの外からもこのようなまともな意見が出ると,たいへん救われる思いがする。日本学術会議は,どこからどう見たって,多くの国民の味方である。権力…

子供の日記

小学生の書く文章というのはどうしてこうも面白いのだろう。もとい,自分が小学生のときに書いた文章はたぶんちっとも面白くなかった,作文は嫌いだった。大嫌いだった。 ウチの二番目の子の書いた文章だから,面白いのだろう。彼は,なかなか文才がある。一…

しくじった!

やべぇ。やべぇ。 しくじった。 締め切りというのはどうも苦手だ。 参加したかったのに。。 見聞読考録 2020/10/10

呪い?呪わない?

子供:もしもしかめよー♪ 子供:かめさんよー♪ 子供:せかいのうちでーおまえほどー♪ 子供:あゆみののろいのろわないー♪ 子供:どうしてそんなにのろいのかー♪ 子供:...ねぇねぇ,なんで呪うの? 両親:?! 追記: 子供:これなんて読むの?呪いって言う…

山登りアプリあれこれ

今年は海外に行けないので,国内での調査を充実させた。調査の名目の下,山登りをたくさんできたのは,特に良かった。はぁ,幸せだ。。 こんなに立て続けに登ったのは,修士の頃以来だろうか。おかげで足腰のコンディションがすこぶる良い。疲れ知らずだった…

台風 10 号

ものすっごい勢力の台風が猛威を振るっている。 中心から遥かに離れたここ京都でも,今日は不穏な空模様だった。 今まさに暴風に晒されている地域は大丈夫だろうか。 何年も前にフィリピンを直撃したハイエンを思い出した。 酷いことにならなければ良いが。…

なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか?

研究室の後輩に面白いものを教えてもらった。松尾豊博士の書かれた "論文" である。論文の体裁を取っているが,出版されたものだろうか。それとも,フェイクだろうか。しかし,内容は確かに斬新で面白く,普遍的かつ有意義である。素晴らしい研究であると絶…

線香花火の科学

故・寺田寅彦(博士)について調べていた。日本を代表する戦前の物理学者のひとりであり,随筆家でもあった,多才な偉人である。 線香花火の面白さを盛んに吹聴していた人物でもあった。線香花火のような身近な存在にも物理学的・化学的な面白さを見出し,他…

終戦の日

8 月 15 日は,日本の終戦記念日である。負戦に先立ち 8 月 6 日には広島に,9 日には長崎に原爆が投下されている。 雲一つない広島に、原爆は落とされた。1945年8月6日はこんな日だった - HUFFPOSThttps://www.huffingtonpost.jp/2015/08/04/news-august-6_…

保護区のあれこれ

公益財団法人「日本野鳥の会」が,鳥類における重要保全地域を独自に選定しているらしい。それが結果として,日本の各地域における保護区の種類と範囲を,見やすくまとめる役割を果たしている。https://www.wbsj.org/activity/conservation/habitat-conserva…

ブラックホールの内部を記述?

面白そうなプレスリリースが,理化学研究所より公表されていた。 蒸発するブラックホールの内部を理論的に記述 - ブラックホールは未来の大容量情報ストレージ? Original Article: Kawai H and Yokokura Y, 2020. "Black Hole as a Quantum Field Configura…

日本人間行動進化学会の声明文

最近騒がれている自民党による科学の誤謬に対する指摘と抗議を,日本人間行動進化学会が表明した。素晴らしい声明文と思う。一読の価値がある。 「ダーウィンの進化論」に関して流布する言説についての声明https://www.hbesj.org/wp/wp-content/uploads/2020…

梅雨入り

京都は昨日より梅雨入りしたらしい。 梅雨だってよ!梅雨! 仙台にいたとき以来なので,かれこれ6年ぶりとなるだろうか。。 仙台の梅雨はひどく寒くて,長い時には8月中旬まで続き,梅雨明け宣言なしという年も経験したほどだったので,一言に梅雨と言えど…

子供の思考回路

地球が丸いのはなぜだろう,と子供が問うた。 たくさんの隕石がぶつかって,角が削れたんじゃないか,と言う。 でも,隕石がぶつかったらクレーターができて,もっとボコボコになっちゃうでしょ? それなのにどうやって,地球を丸くしたの? ...それなら,隕…

マングースと沖縄の歴史

youtu.be マングースと沖縄の歴史【外来種を紙芝居で語る】環境省https://youtu.be/V0IorVZ1t7E 外来種問題について,かつ専門的な内容を踏まえつつ,一般の目線で語られている。わかりやすく,人々を引き込むものがある。 こういうものを初等教育にもっと活…

あなたの知らない○○ワールド

あなたの知らない○○ワールド第7回 ウオノエの世界 ~カワイイ顔して,魚に寄生する甲殻類https://buna.info/runningstory/2861/?fbclid=IwAR0jjCumL1162JZBIHTkFy-VqgWCI4z6HBNafnGgJxmeAorupxa94KjTwzg 友人,って言って良いのかな。知り合い,って言った…

コロナ禍の景色 - 雲ノ平山荘

kumonodaira.com 特集:登山自粛論 - 雲ノ平山荘 理知的で,示唆に富んだ文章に,思わず唸ってしまった。言葉の運びも美しい。 斜めに読んだので,後でまたじっくり読み直そう。 見聞読考録 - 2020/05/24

数理科学を使えば統計の "主義" を争う必要ない,という主張について検討する

「数理科学を使えば統計の"主義"を争う必要ない」という主張について検討する人はやがて死ぬ - 2020/04/11 面白い。彼もいよいよ大物になってきたなぁ。 見聞読考録 2020/05/08

川那部浩哉博士のインタビュー

面白い記事を読んだ。 前川光司・渡辺勝敏(2020)インタビュー「先達に聞く」:川那部浩哉.魚類学雑誌 67: 138–156 歴代の大先生がたくさん登場し,戦後日本の生態学がいかに形成されてきたかを垣間見れる。同時に,日本の生態学の未来に思いを馳せた。 私…

オンライン授業のアレコレ

疫病のパンデミックは有史以来,様々な局面で猛威を奮ってきた。近年のものとしては,下記が代表的と言えよう。 1918-20 年 スペインかぜ(インフルエンザ A/H1N1) 1957-58 年 アジアかぜ(インフルエンザ A/H2N2) 1968-69 年 香港かぜ(インフルエンザ …

五箇公一博士の警告

www.youtube.com COVID-19 の拡大する現代に,それから生物多様性の危機が訪れる未来に,響く金言がたくさん。是非ご覧ください。 見聞読考録 202004/14