見聞読考録

進化生態学を志す研究者のブログ。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Erik van Nommen

同じ建物に,Erik van Nommen さんという画家さんとその奥さんが泊まっている。 ものすごい速度で,ものすごい美しい絵を描く。風景や動物,鳥類なんかを好んで描くようだ。 今日,Website を教えてもらった。 Erik van Nommen http://www.erikvanommen.nl …

ぜにがたあざらしと磯遊び

海と戯れるベタ凪の夜。 氷河の落ちる冷たいグリーンランド海に,胴長を着て,手網を片手に入り浸る。 想像以上にいろんなものが上がってくる。お目当ての貝類に,ヨコエビ,ワレカラ,ウミケムシ,ユムシ,ランプサッカー(Lumpfish)などなど。辺りにはホ…

鯨・クジラ・くじら

船でフィヨルドの奥に繰り出す,快晴の土曜。 とんでもない好天に恵まれた,最高の1日。 ほんの数時間だけ海を漂えば,ミンククジラやシロナガスクジラにほいほい出会う。 辺りを見渡せば,フルマカモメやハジロウミバト,ニシツノメドリなどの海鳥がひっき…

A Hard Day's Night

深夜 1 時。今日の調査がようやく終了。。 でも白夜の外は,全然暗くならない。 晴れている今の方が,曇りの日中より明るい。 寝ます。 This is a hard day's night. 見聞読考録 2017/06/24

ウェブサイト公開!

個人のウェブサイトを公開しました! Yuta Morii Website https://yutamorii.wordpress.com 表示する度に,表紙が変更される仕様になっています。 現時点で 11 通りの写真がランダムで表示されるはず。 なんて,ここで大々的に書いてしまうと,このブロクの…

しろくまあげいん

近くの島,ボートで 30 分くらいのところに,またシロクマが現れたらしい。 まぁそれくらいの距離ならちょいちょい出てるのかもしれないけど,今回はなんと,その島に同じチームの学生さんが二人で上陸していた。 気づいたときにはすでに 70 m くらいしか距…

先日のひとコマ

ドイツの研究者:ここではどんな研究をしてるんだい? 私:カタツムリが空を飛ぶかどうかを調べてます。 ド:...お前,酔ってんのか? 『『『お前,酔ってんのか?!!』』』 見聞読考録 2017/06/20

ニーオルスン基地4日目の今日の天気は

曇りのち,雪!雪?! 来たぜ!北極圏! 見聞読考録 2017/06/15

ある日,山の中。クマさんに,出会った。...野生のシロクマさんに,出会った。

スピッツベルゲン島北部の街,ニーオルスンの基地に到着して 3 日目の今日,初めて自分でライフルを携帯した調査の初日にして,シロクマさんに出会ってしまいましたとさ。 あまりにレアなイベントに街中が大騒ぎになりましたとさ。 はっはっは。もう笑うしか…

2017年06月12日の出来事。

極域研究の聖地・ニーオルスンに到着した,昨日の話。というか,日記。 08:00|起床。パンとハムで朝食を。 10:00|タクシーを呼んで,空港へ。こっちの人は,時間をきっちり守るので,ちょっと緊張する。 11:30|悪天候(霧)の影響で,ロングイエールビー…

念願の北極圏!念願のスピッツベルゲン島!

眼下に広がる果てしない岩と氷の世界。 上空から見下ろす北極圏の離島,スピッツベルゲン島の光景は凄まじかった。 さすがは,氷の女王が住まうと言われるだけのことはある。 SF 映画で見た,地球ではないどこか別の惑星のようでもあった。 図らずも惑星探検…

オスロ空港の朝

昨晩 23:30 頃に,ノルウェーはオスロ空港へ到着。 翌今日の 9:55 の便に合わせて,オスロ空港のベンチのイスでおやすみ。 そして現時刻 5:05 AM。 こんなにも大勢の人がいる。 オスロ空港の朝は早い。 ...眠い。 あ,意識が飛んだ。 現時刻 05:21 AM。 朝ご…

本当に Hard なのはチューリッヒではなかった

本当に Hard だった Hard Hostel を経て,それでも楽しい楽しいチューリッヒでの日々を終え,昨晩,本拠地のオランダはフローニンゲンに戻ってきた。本当はもう少し,ゆっくりしたかったのだが。。 せっかくなので旅の全貌を,写真にて紹介。 まずは,ルクセ…

本当に Hard だった Hard Hostel

旅の目的地,スイスの首都チューリッヒの宿は,郊外にある Hard Hostel というゲストハウスだった。のだが。。 今に至るまで,衝撃の連続である。 まず,宿の場所がわかりずらい。 地図上のポイントまでは来ているはずなのに,入口が見当たらない。 と思った…

ルクセンブルクの夜

一人,PC に向き合うルクセンブルクの夜。 今日は,よく歩いた。楽しかった。 さて,海外ではよくあることだが,街中が実に騒々しい。 賑やかで良い,という言い方もできるかもしれない。 ルクセンブルクの人々は皆,紳士で優しい。それに陽気だ。 賑やかで…

『働かないアリに意義がある』

北大農学部の進化生物学者,長谷川英祐博士による話題作。部屋が向かいで,飲み仲間でもあるということで,せっかくなので購入して読んでみた。 「働かないアリに意義がある」 長谷川英祐(著) 端的に言って,素晴らしかった。まぁベストセラーになるほどの…