見聞読考録

進化生態学を志す若手研究者のブログです。NZ 在住。

旅記

ボディボードに関する考察

日本から来てくれた友人と,NZ 北島のコロマンデル半島に行ってきた。NZ 最大の都市・オークランドから東に直線距離にして 100 km,陸路で 200 km,車で 3 時間ほどの距離にある山がちな半島である。オークランドっ子がバカンスにと集まる,温暖な土地だ。 C…

パウア狩りな年末

今年も残すところ5日となった昨日,念願のパウア狩りに挑んだ。ここ NZ の漁業制度は日本とは大きく異なり,ルールを守りさえすれば,パウアを採ってもウニを採っても問題にはならない。水産業に頼らないお国柄だろうか,それとも人口が少ないからこそなせ…

Molluscs 2018 @ Wellington, NZ

ウェリントンでの学会を無事終えた。僕の発表についても無難に,ではないな。最初から最後までネタを飛ばしてやった。やってやった。 冒険の甲斐もあり,嬉しいことにかなりウケた。特にアロハシャツの知らないおじさん(多分,相当偉い人)が腹を抱えて笑っ…

月暈(ツキガサ/ゲツウン)

英名で Moon Halo ともいう。 こないだ,調査に出た夜に見た。 ヘッドライトを頼りに森を彷徨ういつもの夜間調査に,いつもと違う夜空を見た。 コンパクトデジカメではあのスケールの大きさを伝えきれない。大きな大きな月の暈(カサ)が,半月を彩っていた…

ウェブサイトの更新

個人ウェブサイトのフォトギャラリーを更新しました。 Bay of Plenty, 2018 - Photo Gallery https://yutamorii.wordpress.com/bay-of-plenty/ これまで撮った写真はまだまだぜんぜん整理しきれていませんが,とりあえず最近の旅からいくつか。NZ 北島の Bay…

Velvet worms!!

NZ・北島の北東部にて,野生のカギムシに出会った。ようやく会えた。野生のは初めて見た。人生のチェックリストをひとつ埋めた気分である。 今日は 100 年以上にも渡って厳重に保護されている森林を案内してもらったのだが,この森ではなんとこれまでにカギ…

ニュージーランドの最果てを巡る旅

旅に出ている。私の人生はいつでも旅に出ているようなものだが,今回は文字通り旅に出ている。二週間ほどの旅路だったはずなのだが,気づけばもう残すことろ4日ほどになってしまった。 行き先は,ニュージーランドの北の果て。NZ 北島の北の街・オークラン…

春は桜,NZ は美し

北海道はもう紅葉が始まっている頃だろうか。 仙台は,東京は,まだ厳しい残暑に見舞われている頃だろうか。 南半球に位置する,ここ NZ のパーマストンノースは,肌寒い冬を終えいよいよ暖かくなってきた。我が家の庭からも,家のすぐ近くにある立派な公園…

National Parks とか Mountain Huts とか

NZ の調査地(及び,遊び場所)を探すのに最適なサイトを発見した。DOC の運営する地図,言わば「アウトドア発見マップ」である。 DOC Maps: Discover the Outdoors - Department of Conservation "Te Papa Atawbai" https://www.doc.govt.nz/map/index.html…

火星の衝

皆さんはここ数日の天体ショーを観ただろうか? 私は観た。繰り返そう,私は観た。素晴らしいショーであった。 まずは15年ぶりの火星の大接近である。日に日に赤光を強める火星に,昔の人が吉凶を占う気持ちがわかる気がした。それほどに,観る人を引きつけ…

早5日

ニュージーランドに渡って早5日が過ぎた。 濃ゆい濃ゆい怒涛の5日間であった。 パーマストンノースに着いた日に,空港から利用したタクシーの運転手が,なんと車のディーラーだったので,到着後1時間ほどで車を購入できた。新しい愛車は TOYOTA の KAMRY…

NZ 到着!

本日早朝に,これから二年間を過ごすパーマストンノース(Palmerston North)に無事到着。のどかで人々の優しい,素晴らしい街だ。初日から良いことがたくさんあった。良いことづくしの,この上ない最高の滑り出しと言えよう。 フライトの予定は,少し狂った…

いよいよ

今週13日に札幌を立つ。いよいよ,である。 半分くらいは不在にしていたとはいえ,4年以上もの期間を北大に所属した。 これまで関わった土地の中でも,最も思い出の詰まった場所のひとつになった。 北大関係者初め非常に多くの方々にお世話になり,今の自分…

空港でのヒトコマ

ここ何年か愛用しているザックである GREGORY の BALTORO 75。 背負い心地がとても良く,収納も広く,また何よりデザインが良く,たいへん気に入っている。 ところが,底のあたりにあるU字フロントジッパーが,この旅の途中で壊れてしまった。 昨夏のことだ…

Hey Oh

Red Hot Chili Peppers の Snow がうっすらと響くゲストハウスのリビング。 携帯やら PC やらを覗き込んでくつろいでいる多国籍の面々が,サビに差し掛かった途端おもむろに「Hey Oh ~~」と歌い出す。僕もだが。 Snow (Hey Oh) - Red Hot Chili Peppers http…

明けましておめでとうございます!

ヨーロッパで送る初めての年末年始。 美しいものをたくさん拝んでおります。 楽しかったヨーロッパでの日々もあと少し。 最後にあとひとつ,研究発表が残っているけれども,まぁせいぜい頑張ってこなすことにします。 そして今年も,実り多き年にできるよう…

ケルンのクリスマス

ドイツ第四の都市,ケルンで過ごすクリスマスの夜。 本場ドイツのクリスマスマーケットを堪能するぞ!と意気込んでいたのに,いざ着いてみればどこもかしこも見事に閉鎖されていた。クリスマス只中の 24・25 日は,完全にお休み!とのこと。再開は 27 日から…

Scheveningen, Den Haag

荷詰めをしながら,今年採り集めた標本と戯れる真夜中 24 時。 3月に訪ねたハーグ市(Den Haag)の採集地を,改めて Google Map で見てみると... Scheveningen ? え,スケベニンゲン? 何やら面白い名前の場所に,僕はいたらしい。びっくりして,お陰で目が…

研究発表@ライデン

オランダ西部の都市・ライデンにいる,知り合いの研究者を訪ね,ついでに研究発表もさせていただいた。 博士課程の学生や貝類学の専門家も多く聞きに来てくださり,非常に盛況のまま終えることができた。 実に有意義な時間を過ごせたと思う。 惜しむらくは,…

スケートリンクに行ってきた

いつも良くしてくれている考古学者の P 教授と,スケートをしてきた。 1週間前のリベンジ。仕事終わりに1時間だけだったが。 なんでも月曜と木曜の夜,それぞれ1時間は,大学関係者のみが使える貸し切りの時間ということになっているらしい。 なんという…

スケートリンクはどこにある?

近くのラボの教授さんにスケートに誘われた。場所は,フローニンゲン郊外の大型スケートリンク「Kardinge」,家からおよそ 5~6 km。道を知っていれば,自転車で20分くらいで着ける距離だ。 だが,辿り着けなかった。ネットも通じないので,なんとなくの方角…

「なんかやばそう」と,思ったのだが。

11月24日の記事「暴発」の続き。 どうでもいいことだが,透明のジップロックに入った「なんかやばそう」な白い粉が例えマリファナだったとしても,ここオランダでは合法だった。なので,何も恐れることはない。すっかり忘れていた。 残念ながら(?),ここ…

駅と空港とピアノ

ヨーロッパでは,公共の場にピアノが置かれていることが多い。 勝手に弾いて良いことになっており,大抵は誰かが椅子に座って音楽を奏で,自分の世界に浸っている。 長らく拠点にしているフローニンゲンの中央駅にもある。 アムステルダム中央駅にもあった。…

The last day at Longyearbyan, thus at Spitsbergen

スピッツベルゲン島最大の都市,ロングイェールビーンに滞在してからはや 4 日が経った。 最後をくくるにふさわしい,ゆったりとした,それでいて実りのある滞在だったと思う。 14 日 12:00 にニーオルスン(Ny-Ålesund)をセスナで発ち,1 時間ほどのフライ…

The Last Hike under Midnight Sun

先の投稿で話した,最後の遠出の写真を少しだけ公開。 決してケチっているわけじゃなく,写真を撮りすぎて見切れていないだけ。 夏の終わりを告げる美しい月も見れた。 もう 2 ヶ月以上も見ていない,久しぶりの月だった。 地の果てに向けた白夜の山歩き。 …

最後の遠出

昨日今日と,1 泊 2 日の山歩きに出てきた。総距離,およそ 32 km。基本的に平坦なので,距離の割に非常に楽である。 初めての土地で,初めてのキャビン泊。午前 3 時まで歩き続けたというのも,山小屋に泊まって午後まで眠り続けたのも,初めてであった。大…

髪を切りたい

髪が伸びてぼっさぼっさになってきた。 もう 3 ヶ月以上も切っていない,というか切れない。 鬱陶しいったらありゃしない。 ここに住んでいる人たちはどうしているんだろう? 受入研究者に聞いてみたところ「剃れ!」と言われた。嫌だ。 帰ったらまず,髪を…

www.arcticexplorer.no

北極圏の旅もいよいよ大詰めに差し掛かってきた。 二ヶ月もあったのに,早いものだ。 帰りは,ロングイェールビーンに数泊する。 あわよくば何か得るものがあるかもしれないと思って,余裕を持たせておいた。 どこかいいところはないかと問うたところ,Baren…

Ring Reading of Barnacle Geese

今日は,テレスコープ(フィールドスコープ)と双眼鏡を手に,動物の観察によく使われる迷彩柄のテントに篭って,鳥を観察するという貴重な体験をさせてもらった。早くも夏の暖かさが陰りを見せ,肌寒くなってきたこのスピッツベルゲン島で,およそ 4 時間に…

Catching Geese by Kayak!!

流氷の浮かぶグリーンランド海で,まさかシーカヤックをする日が来ようとは,夢にも思わなかった。夢にも思わなかったのに,夢が叶ったような最高の気分であった。 しかも,シーカヤックでカオジロガンを追いかけるという驚きの体験まで。40 羽ほどの群れと…