見聞読考録

進化生態学を志す研究者のブログ。

想記

仙台に行こうと思っている人へ

本当に行くべきか 行くことで何ができるのか 生死に関わる緊急事態にこそ、よくよく考えて行動しなければならない。せっかく運良く、本当にこれ以上ないほどに運良く、地震の恐怖を直接味わわずに済んだのに、わざわざ他から舞い戻って支援を受けてしまうよ…

交渉の甲斐なく

なんでこうなるんだよ。 これほどまでに粘り強く交渉を続けたというのに、なんで・・・なんのために。 あー。どっと疲れてしまった。 きっとこの先、誰もがこの新しいシステムを使うことに慣れ、何の疑問も抱かなくなっていくんだろう。例えそれが、無意味で、…

土産話

昨日、この夏の土産話を披露する会があった。 何よりまず企画が素晴らしい。企画者に拍手。 岩手の鍾乳洞を探検した話。 沖縄にサンプリングに行った話。 韓国の学会に参加した話。 中国に研修に行った話。 キューバに共同研究の話し合いに行った話。 実に盛…

みつをの詩

相田みつをの詩が書かれたカレンダーを机にかけている。 毎月、思慮深い言葉が現れる月めくりのカレンダー。 以下は、今月と、さっきはがした先月の分。 <七月> そのうち そのうち べんかいしながら 日がくれる <八月> あたまじゃ わかって いるんだ が …

ESD

ESD:Education for Sustainable Development 先日受けた授業で出てきた単語。 覚えておいたほうが良い気がした。 ので、書いておく。 しかし、英語表記の略語はどうも覚えにくい。まずESDと聞いたところでピンと来ない。しかしそれは僕が日本人であるからか…

幹と枝

日本語では、会社などの主要人員のことを“幹部”という。ご覧の通り、“trank”が使われている。 一方英語では、例えば会社の支部のことを“branch”というらしい。すなわち、“枝”というということ。 国は違えど、組織を樹に見立てているというのはなかなか面白い…

初心を忘れないということ

初心を忘れないということは、 聞く耳を持つということ。 2010/05/01 見聞読考録

噴火の影響

4月14日、アイスランドの火山が噴火した。 今日知った。 そのせいでヨーロッパは今大変なことになっているらしい。 そして、その影響はついに研究室にも。 今週21日、オランダから留学生が来る。で、来てから宿が決まるまでの数日間、うちに泊まることになっ…

修論発表会

昨日の修論発表会。 いつもお世話になっている先輩がなんとかいう賞を受賞した。数日間に渡りハイレベルな発表が続く修論発表会の中でも、ずば抜けてすばらしい発表をした修論生に与えられる名誉ある賞だ。見やすい、わかりやすい、聞き取りやすい?、ほとん…

仙台のスキー場

仙台にはスキー場がある。 しかも我が研究室のある東北大学青葉山キャンパスから車でたった40分という距離に。 昨日、友人とスキーをした。実に愉しい夜だった。前日のあまりに急な思いつきに一も二もなく応じてくれた彼の行動力に乾杯。 いやしかし、スキー…

行動観察

ここのところ、訳あって研究対象の生物の行動を観察している。 しかし、行動観察というものは難しい。 ほとんどはじめて体験する数々の障壁に頭が痛い。 それはやはり行動というものが、ある程度の方向性を持ちながらも必ずしもその方向に沿うとは限らないこ…

冬眠探し

昨日のサンプリングについて。 場所は、仙台市内を流れる広瀬川の河原。冬眠中のマイマイカブリを狙って、一日中ハンマーを振るい、朽木を割っていた。 成果と呼べる成果はなし。とほほ。 しかし、冬眠している生き物をいくつか見ることができた。 オオクチ…

明けましておめでとうございます

実家のある千葉から仙台に戻りました。 実に充実した正月でした。 年末28日から年をまたいで2日までは、北信州・木島平スキー場でスキー三昧。 しかし、今年の年末年始は絵に描いたような冬型の気圧配置。そこに世界に誇る日本の豪雪地帯、上信越での年越しと…

まず一つ

一つ目の発表を終えた。 寝不足による情報処理能力の低下を感じたが (いや、普段通りか?)、総じてまずまずの出来だったと思う。 聴衆のリアクションもよく、有意義なセミナーだった。 笑いもとれたし、何より自分の中で大発見と思っていた部分を面白いと思…

PDCAサイクル

PDCAサイクル: 生態学でいう順応的管理のこと。流行の経済用語。 P: Plan 計画 D: Do 対策・実施 C: Check 調査・評価 A: Act 予測・改善 順応的管理といっても通じないヒトたちに有効な言葉。 相手にも通じる言葉を選ぶことも大切。 見聞読考録 2009/11/30