見聞読考録

進化生態学を志す研究者のブログ。

冬眠探し

昨日のサンプリングについて。
場所は、仙台市内を流れる広瀬川の河原。冬眠中のマイマイカブリを狙って、一日中ハンマーを振るい、朽木を割っていた。


成果と呼べる成果はなし。とほほ。
しかし、冬眠している生き物をいくつか見ることができた。



オオクチキムシ、だと思う。朽木の常連?



オオニジゴミムシダマシ。光沢がきれい。しかし、何のために?



慌てふためくハサミムシの幼生たち。起こしてごめん。でも、ちょっとかわいい。



ノウサギの糞。街からそんなに離れていないのに、河原のいたるところに見られた。終いには糞ではないノウサギにも出会った。


フィールドワークは、愉しい。未知の謎がある。発見がある。未知による驚きと発見による喜びこそ、研究の原点と思う。
これで目的も達成されていれば言う事はないのだが。


2010/01/09 見聞読考録