昨日の修論発表会。
いつもお世話になっている先輩がなんとかいう賞を受賞した。数日間に渡りハイレベルな発表が続く修論発表会の中でも、ずば抜けてすばらしい発表をした修論生に与えられる名誉ある賞だ。見やすい、わかりやすい、聞き取りやすい?、ほとんど三拍子そろった発表だった。
いかに面白い研究であっても、伝わらなければ意味がない。
正確に早く、できることなら衝撃的に。
質疑応答での対応が悪くてももったいない。質問に対する答え方一つで、研究の印象は変わる。
研究の論理展開に関わる質問に答えられないのはいけない。自分が用いた手法に関わる質問も然り。全てが崩壊した印象を与える。
追加情報を求める質問に対して、わからない場合はわからないと伝える。その上で自分の意見を述べるもの良い。
嘘はいけない。推測で話すのは嘘に近い。
できることなら短く、コンパクトに。
何より大切なのは質問に対して的確に返答すること。わかっちゃいるけどできない。これが一番難しい。
かの先輩の発表はこの点においてもずば抜けていた。
先日の Communication Course に続き、このところプレゼン技術の大切さを痛感している。でも話すことがなけりゃプレゼンのしようがない。あーあ。捕らぬたぬきもいいとこだゎ。
さて、実験しよう。
2010/02/13 見聞読考録