見聞読考録

進化生態学を志す研究者のブログ。

かんじき体験

昨日、宮城県蔵王町遠刈田温泉に程近い蔵王山の山腹で、かんじきを履いて冬山を歩くツアーに参加してきた。かんじきとは日本のスノーシューとでもいうべき伝統的な道具。杉の若木をしならせて固定しただけという簡単な作りながらも、立派に雪上での行動に力を発揮していた。


しかしExcitingな一日だった。まず、一昨日の寒波で路面は真っ白。目的地に着くまでにいったい何台の事故車を目撃しただろう?さらにその置き土産だろうか、すごい風。人が飛ばされるほど、快晴の青空が広がる昼日中に巻き上げられた粉雪で一瞬視界が真っ白になるほど。こんなコンディションで運転することになろうとは・・・ちょっとテンションが上がってしまった。


新しい発見もいくつか。案内してもらうというのもたまにはいいものだなぁ。普段通り一人で歩いていては気づかなかっただろう新鮮な視点が刺激的だった。



シメ。望遠鏡の窓を覗いて。



樹に残されたツキノワグマの爪跡。木の実を食べるために樹に登った跡だとか。
樹液が出ているのはキツツキの仕業だとか。



使い古されたキイロスズメバチの巣。この造形美には暫し脱帽。


あとは基本的に一日中はしゃいでただけなので、以下略。
帰りに寄った青根温泉も良かった。
ほんとにもー何もかも良かった。


あぁ、素晴らしき。文句なしの一日。


2010/02/08 見聞読考録