三中信宏(著)
科学者はいつの時代も物事を客観的に見ることに努める。だがしかし、科学者は科学者である前に人である。人であるが故に認識のバイアスがかかる。真の客観性とは何か。科学者は真の客観性をもって科学を営むことができるのか。
人の見るこの世界。それはこの世界の真の姿ではないのかもしれない。
小笠原を渡る船の甲板の上、目の前に広がる雄大な景色が一瞬信じられなくなった。
人類の抱える種問題の深みを覗き見た気がする。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
これまでに読んだ三中信宏氏の本。
・系統樹思考の世界 -すべてはツリーとともに-
2010/04/04 見聞読考録