この二日間、持続可能な社会を目指す人たちの話を聞く機会があった。
試みのそれぞれに工夫があり、学ぶことの多い二日間だった。若干、容量オーバーなくらい。
というわけで、昨日に引き続き今日もメモる。
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環境問題を経済学的に分析する
“経済”の語源:『経世済民』の略
世の中を納め、人民を救うことの意
金儲けの学問ではない!!
人間の経済活動の結果、環境問題が起こった。
これは、経済学でいう「市場の失敗」と捉えることができる。
すなわち、市場のシステムに問題があったために失敗したのだ、と。
では、その要因は?
→ 環境のもつ外部性と公共財という特徴を考慮しなかったから。
-外部性 (Externality): ある主体の行動が他の主体に市場を経由しないで直接影響を与え、その影響が価格に反映されない性質
-公共財 (Public Goods): 非競合性と非排除性を満たす財
例) 正の公共財: おいしい空気、国立公園の景観、温暖化の予防対策
負の公共財: 温暖化による海面上昇
問題の解決には「外部性の内部化」が必要。
すなわち、政府の介入が必要。
環境の価値を評価する
まず、“価値”とは?
利用価値と非利用価値
1. 直接的利用価値
・現在自分で利用することができる価値
2. 間接的利用価値
・現在、写真や映像等通じて楽しむことができる
(対象物そのものは失われない)
3. オプション価値
・将来、利用することができる (可能性)
4. 遺産価値
・将来、自分は利用しないが、将来世代が利用することができる
5. 存在価値
・利用することはないが、存在するだけで価値がある
生物多様性の経済的価値をどのように判断するか?
これが、中嶋さんの今後の研究課題
中嶋さんのオススメ図書 (初心者向け):
日引聡,有村俊秀: 入門環境経済学,中公新書,2002.
栗山浩一,馬奈木俊介: 環境経済学をつかむ,有斐閣,2008.
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これは個人的にかなり刺激的だった。こういうのを求めていた。
経済学、勉強してみようかな・・・。
2009/12/06 見聞読考録