見聞読考録

進化生態学を志す研究者のブログ。

在宅勤務の落とし穴

コロナ禍の中で在宅勤務という形式が当たり前になってきた昨今。

育児中の身にはありがたいことこの上ない,たいへん素晴らしいシステムと思う。

 

だが,今日は午後の研究室セミナーをすっぽかしてしまった。

発表者の学生さんにはたいへん申し訳ないことをした。

 

お昼頃,双子を寝かしつけてから参加しようと思っていたら,僕の方が先に寝てしまった。

ハッと目覚めた時にはもう後の祭り。

 

しかも,僕がもぞもぞと布団から出ようとしたら,寝かしつけたはずの双子まで起き出す始末。二人まとめて慌ててなだめて片方は沈めたものの,もう片方は覚醒して泣き出してしまった。双子が寝ている時こそが仕事のできるチャンスなのだが,これがなかなかうまくいかない。

 

前にも書いたが,うちの子らはとにかく寝るのがヘタである。

 

双子の女の子に至っては,例えぐっすり眠っていても隣で寝かしつけている親の身動きひとつで顔を上げ,2秒後にはお目めをぱっちり開けて座っている。消防士や救急救命士に匹敵する寝起きの早さ&良さである。1歳でそれをやられると困ってしまうのだが。。

 

「私を置いてどこへ行こうと言うの?」と言わんばかりにお目めをうるうるさせて「うー?」と言う。「どんだけ敏感なの?頑張らなくて良いからぐっすり寝てくれない?」と言って横にすると「えっ!えっ!えっ!えーっ!」と大声で泣く。

 

そして,隣で寝ていたはずの双子のもう片方(男の子)を爆音の声量で起こす。「えーっ!えーっ!えーーっ!」の合唱の出来あがりとなる。

 

夜中にそれをやられると,合唱に耐えられず3歳児が目を覚ましてしまう。無理に起こされた時の3歳児の機嫌は最悪で,双子そっちのけで対応を迫られるほどのやかましさだ。ご近所さんもびっくりの大合唱の完成である。そうなったらもうオシマイ,両親は睡眠を諦めることになる。ここ数ヶ月の我が家の状況はだいたいこんな感じ。

 

まぁ,とにかく。今日発表された学生さん,すみませんでした。

 

 

見聞読考録 2022/12/06