見聞読考録

進化生態学を志す研究者のブログ。

ついに来たっ!

ついにっ!



「裏山の奇人・野にたゆたう博物学」!私の敬愛する小松貴氏の待ちに待った最初の著書(単著)である。相変わらずの衝撃的かつ美しい写真だけで見応えがある。巻頭にはカラー写真も載せられているではないか!フィールドの生物学のシリーズって、他のもそうなってたっけ??


Amazon で予約までして購入したのは、初めてのことだ。すでに楽しみで、わくわくが止まらない。ふとした拍子に手が伸びそうになるが、仕事にならないのが目に見えているので、必死に留めている。が、気がつけばわくわくどころか、手の震えまで止まらない。これは禁断症状に違いない。仕方がないので、ブログで紛らわすことにした。


最初にどこかで公開されていたタイトル(仮)は「裏山の奇人・森の中心で奇声をあげる」ではなかっただろうか?「森の中心で〜」の方が小松さんらしい感じがするが、誰かに反対されたのだろうか。気になる。ああ、だめだ。書いていたらますます読みたくなってしまった。


パラパラとめくってみると、カラスの話(p70〜)に目が止まった(我慢の限界まで、1時間と持たなかった)。今そのたった4ページの短編を読み終えたところ。たった4ページであの内容の濃さ、面白さはなんなんだ!!ニヤニヤしすぎてラボのメンバーに不審がられてしまったではないか!


だめだめ。明日から遠出するんでしょう?
明日から思う存分読めば良いでしょう?
準備は終わったの?書類は書いたの?


仕事しなさいよ、私。


見聞読考録 2014/08/07