くだものさん,やさいさん,という絵本を最近よく読み聞かせている。
2歳と3ヶ月になる息子のお気に入りである。
絵本の著者は tupera tupera となっている。
亀山達矢さんと中川敦子さんご夫婦によるユニット絵本作家で,なんと京都市内の賀茂川のほとりにお住まいだそうだ。
参考:Lapuan Kankurit
https://lapuankankurit.jp/features/tuperatupera/
そんな2歳と3ヶ月児が最近,積極的に言葉を真似るようになってきた。
その発話が面白い。
くだものさん,くだものさん,だあれ?
ぽろりん,リンゴさん
ぽろりん,ミカンさん
楽しい仕掛けも仕組まれた絵本は,こんな調子で進んでいく。
そのくだものの部分だけ取り出して,リンゴ,ミカン,みたいに指し示すと,それを懸命に真似しようとするのだが...
親:モモ
子:モーモ
親:(かわいい!)
親:リンゴ
子:アポー
親:(なぜ英語?!)
親:ミカン
子:ミモン
親:(惜しい!)
親:レモン
子:ミモン
親:(ミカンと同じ!)
親:ブドウ
子:ぶっ
親:ぶっ?!
こんな調子で,だいたい合ってない。
どんなふうに聞こえているのか,それで真似しているつもりなのか,とても興味深い。
ついでに他の単語も言わせてみる。
車が好きなようで,車関連の単語が多いが...
親:救急車
子:きゅーきゅーしゃ!
親:消防車
子:どーどーしゃ!
親:電車
子:でーーしゃ!
親:パトカー
子:ぱっ!
親:ぱっ?!
親:ゾウ
子:ぞうさん!
親:(さんづけ?!)
親:キリン
子:きっ!
親:きっ?!
親:ニンジン
子:にんじんさん!
親:(さんづけ?!)
親:ピーマン
子:ぴっ!
親:ぴっ?!
親:牛乳
子:ぎゅ!
親:ぎゅ!笑
親:お水
子:でゅ!
親:でゅ!笑
親:おもち
子:もーちー!もーちー!もーちー!もーちー!
親:(好きすぎか!)
親:赤ちゃん
子:あーちゃん!
親:(完璧!)
親:お母さん
子:......
親:(おいっ!)
親:お父さん
子:おとーと
親:(おいっ!)
省略しすぎて一文字になってるシリーズが面白い。
あと,お母さんお父さんは相変わらずまともに言ってくれない。何でやねん。
こうやって話せるようになっていくんだなぁ。
今が一番,可愛い時期かもしれない。発語的には。
見聞読考録 2021/12/01