2016年は,正月から長野県北東部の根子岳(2,207m)へ。
菅平高原・奥ダボススキー場のリフト降車口から標高差約 600m/片道約 3.5km の行程を,スキー板を担いで登った。山スキーやスノーシューのようなものがあれば良かったのだが,あいにく持ち合わせがない。アルペンスキーを担ぎ重いブーツを履いて雪に足を取られながら,登った。
澄んだ青空の広がる絶好の登山日和だった。全国的な雪不足の煽りを受けてバックカントリースキーに絶好とは言い難く,ボブスレーのコースのように狭く長い下りには正直辟易したけれども,それでも山頂からの爽快な眺めを拝められただけで満足。おまけに,クモガタガガンボにも出会えたし。新年最初のフィールドとしては上出来と言えよう。
研究にわくわくしていた昨年の気持ちを忘れず,近くまた遠く先を見据えて,いつでも今を大切に生きていこう。地道にしぶとく生きていこう。そう思えた清々しい正月だった。
不束者ですが,皆さま今年もよろしくお願いいたします。
見聞読考録 2016/01/04