見聞読考録

進化生態学を志す研究者のブログ。

桜島の火山活動

kenbun2011-09-15

桜島の噴火による火山灰がかなりの量を記録してるらしい。これだけで火山活動が活発化した、とかどうとか議論できるほどの情報ではないと思うけど。

鹿児島地方気象台によると、14日未明に噴火が続き、午前9時までの24時間降灰量は、同気象台が現在地で観測を始めた1994年以降、3番目に多い1平方メートル当たり217グラムだった。

読売新聞 2011/09/15


降灰が日常って・・・鹿児島ってすごいとこだな。
人生で初めて桜島を拝んだのは、今年5月13日のことだったか。雄大な山に見とれていると目の前で突如煙が上がる。遅れて爆音も聞こえる。


・・・え?噴火すか?


え?噴火すか?


いやいや。いやいやいやいや。


そりゃないって。いくらなんでもいきなり噴火って。。なんかの見間違いだよ。そして聞き間違い。空目空耳。ちょっと頭おかしくなっちゃったんだよ。いや、いつも通りかもしれないけど。


どう見ても噴火としか思えない目の前の現象に思考回路が混乱する。大学で火山学を専門にしていた友人に思わずメール。


「今、目の前で桜島が噴いたんだけど、いいの?これでいいの?」


メールしつつ、ものすごい勢いでシャッターを切っていた。だって、Yahoo ニュースのトップを飾るかもしれないじゃん?しかし、そんな偶然にひょいひょい遭遇できるはずもなく・・・



桜島から上がる噴煙。噴火としては小規模なものなのだろうが、見る見るうちに対岸の街に火山灰が迫る様子には目を疑った。


曰く、桜島は毎日のように噴火しているらしい。いつも通りだよ、とのことだった。まさか、こんなすごいところが日本にあろうとは。美しさを兼ね備えた地球の壮大な営みを垣間見た。


見聞読考録 2011/09/15