親知らずの抜歯手術を受けてからおよそ三週間が経つ。傷口は順調に回復しているように思う。奥歯の抜けたでかい穴に飯粒が入り込むのはなかなか厄介だが。
ただ、実は術後、地味な後遺症に苦しんでいる。右下顎(オトガイや歯茎、下唇)を制御している感覚神経が傷ついてしまったらしい。そのへんの感覚がひどく鈍い上に、時々痺れが走る。地味に不快だ。これが麻痺というやつなのだろう。
さっき食事中に下唇を思いっきり噛んだ。普段なら悶絶する場面なのにしばらく気づきもしない。いいこともあるもんだ。
たかだか下顎の右半分の感覚が麻痺しただけでこの有様だ。半身不随なんてやってられないだろうな。
見聞読考録 2010/12/07