見聞読考録

進化生態学を志す研究者のブログ。

親不知

「学生のうちに抜いておきなさい」
そういわれてから2年間も放っておいた下顎右側の親不知。
なんとなく気になって昨日診てもらってきた。


歯を見るなりこぼれる諦めのため息。
「ウチのような小さな歯医者では対処し切れませんね」


レントゲンを撮ってみると、親不知が見事にほぼ90度内側に向かって生えていた。
抜かない手はないのかと尋ねると
「余命幾許もないのであれば抜く必要はありませんが」
そんな手は存在しないらしい。


説明を受けてみればただ事ではない。
「まず歯を半分に切断します」
「次に生えている部分の歯茎を剥がします」
「邪魔になる顎の骨を削ります」
「それからようやく抜くことができます」
どんだけひどい生え方してんのよ。


極めつけはこの一言。
「反対側のほうが重症ですね」


入院するかもしれないそうです。。


見聞読考録 2010/09/16