見聞読考録

進化生態学を志す研究者のブログ。

山形蔵王

念願叶って蔵王樹氷を目の当たりにしたのは昨日のこと。
白銀の大地ににょきにょきと生える“アイスモンスター”の中をスキーで滑るという贅沢に酔いしれた。



ロープウェイの眼下に広がる樹氷原。樹種はオオシラビソとあったが、そうとわかるはずもなく。ただただ息を呑む。
しかし、オオシラビソは常緑樹だったはずだ。こんな姿でどうやって緑の葉を保てるのか。



姿を現した三宝荒神山 (1703m)。厳しい冬の造形美。



蔵王温泉スキー場きっての難コース、最高斜度38度“横倉の壁”の最上部より。足元は見るもおぞましい急斜面。転ぶと、こうなる
でもせっかくなので滑ってみた。転びはしなかったものの、滑ったというよりずり落ちた感は否めない。いつかリベンジしよう。


スキーの後はもちろん温泉。かねてから目をつけていた“源七露天の湯”に行ってみた。
泉質、“酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉”。これでもか!といわんばかりの成分表示。しかも、pH1.7という強酸ぶり。
はたして本当にヒトが入ってもいいものか?と、つかの間逡巡するも、覚悟を決めて入ってみればそこはやはり名湯、蔵王温泉。まさに極楽。温泉なしで山遊びは終われない。


東北にいるうちにやっておきたい、計画の一つをここに完遂。


2010/02/15 見聞読考録