今日は,イースターである。春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に行われる祝の日だ。
日本語では,復活祭と言う。イエス・キリストが,十字架に架けられた三日後に復活したことを祝う日として,海外ではクリスマスよりも重要視されているとも聞く。
二年前にベルギーのアントワープ動物園を訪れた時も,ちょうどイースターの時期で,動物園にイースターの飾り付けをしたのか,それともイースターのお祭りに動物を持ち込んだのかわからないくらいに,盛大に祝われていたのを覚えている。
ここニュージーランドでもやはり,重要な祝日であるようで,年末年始すら休まなかったスーパーマーケットも,軒並み店を閉じていた。イースターの前の金曜と後の月曜も,基本的に休みだ。金曜に大学に行ったところ,廊下まで暗くてびっくりしてしまった。
このお祭りが日本に持ち込まれるのはいつになるだろうか。理由も知らずにお祭り騒ぎをするのが好きな人が多いようだから,上手く踊らせれば定着してもおかしくはないと思う。旗手は誰になるだろう。鶏卵業界だろうか,それともバレンタインデーのようにまたチョコレート業界が流行らせるのだろうか。
僕は踊るのは苦手だ。どちらか選ぶとしたら踊らせる側になりたいと,いつも邪に眺めている。
見聞読考録 2019/04/21