見聞読考録

進化生態学を志す研究者のブログ。

シロクマ実習!

"Polar-bear Shooting Course" at Bremerhaven, Germany, 2017/05/18-05/19. "It should be called Polar-bear Seculity Course, not Shooting Course", my colleague Dr. Maarten Loonen insisted. I agree with him. We don't want to shoot polar bear, it's just for our safety during field research on Svalbard.


この夏に訪れるスピッツベルゲン島でのシロクマへの対応を見越した,「シロクマ実習」を受けてきた。シロクマはヒグマやツキノワグマと違って完全に肉食性なので,近距離で出会ってしまうと捕食対象として本気で狙われる可能性が高い。3 m を超えることもあると言うし,走るのも速いうえに,崖もらくらく登ってくるらしいので,丸腰で狙われたらまず助からない。よって,調査中は必ず調査チームの誰かがライフル銃を携帯する決まりになっているそうだ。最終手段としての射殺を想定し,実弾をガンガン打たせてもらってきた。シロクマの恐ろしさをとうとうと説かれる,そんな 2日間だった。





余談だが,最後に手渡された修了証明書には Yurri Motti と名前が書かれていた。
ユーリ・モッティって誰よ。。


見聞読考録 2017/05/22